2016年 高麗郡建郡1300年を迎える「高麗の郷・日高市」

7世紀後半、朝鮮半島北部にあった高句麗(高麗)は、唐・新羅連合群との戦いで滅亡しました。国を追われた高句麗の人々は海を渡り大和(日本)へと逃れます。 それから約50年後の霊亀二年(716年)、東国七ヶ国(現在の関東・東海地方)に点在し、帰化人となった高麗人が武蔵国へ移され、高麗郡(こまごおり)が置かれました。これが、現在の日高市にある高麗の郷の始まりです。奈良時代前後に造営された3つの寺院跡が市内で発掘されたことなどから、郡の中心は現在の本市にあったと考えられています。 さらに、朝鮮半島由来の馬具や漆紙、硯の蓋などの遺物も発見されており、高麗人がこの土地に根をおろし先進の文明を今に伝えてきたことがわかっています。 2016年に、高麗郡建郡1300年を迎える日高市では、数々の記念行事の開催が予定されています。